知らない人って多いもんなんだ。
私自身、数十年のブランクがあって訪問介護の世界(?)に戻ってきたけど
訪問介護が、どんなものかは知ってる。
先日、以前勤めていた会社の人と会う機会があった。
その人の知り合いで高齢の一人暮らしの女性がいるそうだ。
背中は曲がり、足も弱くなってきているので家の中でも歩行器が必要。
自分でしっかり物事は考えられる。
体力的に掃除もご飯作りも少ししんどくなってきた。
歳を取れば、以前出来ていた事でも難しくなることが沢山ある。
自分達にもそれぞれ家庭があって、親のすべてを賄うのは難しい。
買い物、調理、掃除、洗濯、通院。
書けば、これくらいの事と思うかもしれないが、結構大変だったりする。
自分の家のことを十分に出来なくなることだってある。
子供は「何かあったら大変」と施設入所を考え始める。
でも、
本人たちは「自分の家で暮らしたい」って思う人が多い。
進んで、施設に入りたいっていう人は本当に少ない。
私自身、今までに片手で数えるほどしか、お会いしたことがない。
施設に入ろうにも直ぐに入れない事だってある。
そういう時のために、介護保険制度の中に訪問介護がある。
利用するためには介護認定を受けなくちゃいけないし、
他にも手続きはあるけど、そこはまたの機会にして。
訪問介護でできること
・調理 ・掃除 ・洗濯 ・買い物(代行・同行)
・入浴介助 ・排せつ介助 ・外出介助 等
介護保険上の時間の制限があるし、介護度によって保険で賄える点数もある。
介護認定を受けてる本人の支援のみとなってるので 家族の掃除や調理は出来ない。
正月などの特別な調理や、大掃除も不可能。日常的な支援のみになっている。
保険内で出来ることは限られてるのだ。
どうしてもやって欲しいと希望があるときは、「自費」になる。
30分や一時間単位で、やってくれるところもある。
もし利用することがあるなら、訊いてみたほうがいい。