もち衛門のひとりごと

日常の事や仕事のことをつづってます

親と子と

食欲がない、だるい、体力が落ちた、食事量が少ない等々
一人暮らしのお宅へ訪問し、聞くと


顔色はどう?痩せてきてない?
食欲がないって実際は食べてるの?どのくらい?
お便出てる?おしっこは?水分飲んでる?夜寝れてる?ふらつく?   
等々、色々確認を本人にする。
あまり、騒ぐと嫌がる方もいるので、聞き方にも気を配る。


一人で暮らしていると
寂しくなって味覚が分からなくなり、食欲が落ちる・・・方も良くいらっしゃる。
子供にだって生活はあるから言えないし・・・と普段は我慢しているのだが。


私たちの前では気弱なことを口にしていても
子供が来ると「親の顔」が戻る。
つい先日まで食欲がないって言って暗い表情をしていたのに、
食欲が戻りしっかり食べ、声に張り出て、表情まで明るくなる。
おお、良かったぁと安心しながらも
こんな場面を目にすると、子供の存在ってやっぱり大きいなって思う。


親に介護が必要になると何かしなくちゃいけないと子は思う。
でも、顔を見せるだけでいい。一緒にご飯を食べるだけでいい。
「子供が買ってくれた」と一枚の服をずっと着続ける方もいる。
良いことも悪い事も
親が子に与える影響も大きいけど、子が親に与える影響も大きい。


「近くのヘルパーより、遠くの我が子」それでいいのかもしれない。

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